放射線防護技術編
参考資料
4. X線診療施設の管理の基本 参考ムービーはこちら

4 X線出力の精度

 表3は、X 線装置の出力精度管理方法を示しています。X 線の出力は、二次側の管電圧や管電流を調整していても、X 線管の経年変化により徐々に低下します。また、線質も変化してきます。X 線装置の操作卓に表示された管電圧や管電流は一次側のため、厳密に言うと実際にX線管に供給される電圧、電流の値を現しているわけではありません。定期的にX 線の出力を測定することで安定した診療が可能となります。X 線の出力を測定するには、線量計や蛍光量計といった測定器が必要です。最近では簡易型のX 線出力測定器も販売されています。
        
表3 X線出力の精度管理方法

表3 X線出力の精度管理方法

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