放射線防護技術編
参考資料
4. X線診療施設の管理の基本 参考ムービーはこちら

4 X線出力の精度

 図2、図3及び図4は、実際の測定を紹介したものです。これは蛍光量計と呼ばれ、測定器の中ではシンプルな機械です。検出部分に蛍光板を用いてその蛍光発光量に応じて測定します。
        
図2 蛍光量計
*: 蛍光量計の上に散乱体であるアクリル板を置いているところ。X 線量は照射野に影響されるので、10×10cm の一定条件の下に測定されます。

図2 蛍光量計

        
図3 X線量測定機器
*: X 線量に応じた値が表示されます。このようにさまざまな測定機器が販売され、高額なものから安価なものまでありますが、定期的に測定することによって安価な測定器であっても、X 線の出力が変化したことを知ることは十分可能です。

図3 X線量測定機器

        
図4 オシロスコープ
*: オシロスコープ等があれば、蛍光量計と接続することによってX 線の出力や異常の有無、あるいは特性までも知ることが可能です。

図4 オシロスコープ


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