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この修復は,塩基損傷の部分だけを切り出して正しい塩基を挿入する修復です。
チミングリコール(塩基損傷)に特異的に働くDNAグリコシラーゼによりDNAの糖と塩基の間の結合が切られ,塩基損傷部位を取り除き,AP部位ができます。
AP部位にAPエンドヌクラアーゼが作用して,DNAの糖-リン酸のエステル結合を切断し,AP部位を持ったヌクレオチドを除去します。ヌクレオチドの抜けたあとDNAポリメラーゼが反対の塩基に相補的なヌクレオチドを連結させます。最後にリガーゼが連結したヌクレオチドの3’-OH末端と5’リン酸末端をエステル結合させることにより修復が完了します。 |
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