放射線防護技術編
参考資料
3. 放射線の測定 参考ムービーはこちら

6 トレーサビリティ(測定器の精度維持管理)

 量の計測には、その源となる標準があります。標準から、計測器もしくは標準物質をもって、標準を移管します。そうすると、ここに一次の基準が出来上がります。次にこの一次基準を元として、また次の計測器に基準が移管できます。これらの基準を元に測定器を校正すると、校正された測定器の「確からしさ」は、上位の基準の「確からしさ」が明確であれば、標準に対しての「確からしさ」まで遡ることが出来るようになります。このことを、トレーサビリティといい、測定器の精度維持管理には非常に大切なことです。


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